NBCチャプターエントリーへの道④です。

過去の更新はこちらから。
NBCチャプターエントリーへの道①
NBCチャプターエントリーへの道②
NBCチャプターエントリーへの道③

今回で最終回です。
では、トーナメント当日の流れを。

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ちょっとその前に。
出場するトーナメントを決めたら、事前に予約が必要な場合があります。
この予約も、
1.トーナメントの出場予約
2.レンタルボートの予約
3.マリーナ等の予約

などがあります。

1.トーナメントの出場予約
大会によっては、事前に予約が必要な大会もあります。
プロトーナメントは大半が事前予約が必要です。
アマチュアの場合も、事前に人数が把握できると、準備の都合上大変助かるので採用しているところもあります。
事前予約も、年間を通しての予約、1戦のみの予約などあり、大会の参加費も先払い、当日払いなど様々なようですから、よく確認しておいてください。
万が一、都合が悪くなった場合は、連絡をお忘れなく。
連絡なくて来られない場合、事故などの心配をしなければなりませんので。

ちなみに山中湖チャプターは当日受付オンリーです。


2.レンタルボートの予約
マイボートがなかったり、レンタルボートのみで開催するフィールドの場合、レンタルボートの予約が必要です。</p><p>この場合、出場者個人が行う場合と事務局がまとめて行う場合とがあるようですから、これもよく確認してください。
ボートの種類、装備、料金などはまちまちですから、自分の希望をしっかりと把握して伝える必要があります。</p><p>その際には、トーナメントに参加する旨を伝え、タックルチェックに必要なものの確認等もしておくと良いと思います。
もちろん都合が悪くなり、キャンセルする場合は連絡をお忘れなく!
山中湖チャプターでは各自で予約してもらっています。


3.マリーナ等の予約
マイボートの場合、マリーナ等の予約が必要な場合があります。
揚降場所の確保も、出場者個人が行う場合が大半です。
揚降料金、駐車料金なども確認しておきましょう。


さて、いよいよ当日の流れです。
一応、ボートでの試合を想定して書いてみます。
レンタルボート屋さんやマリーナに着いたら、ボートの準備を行います。
ボートには必要なものを全て積んでおきましょう。
タックルチェックををやった後は、自分の車といえども戻れませんので、忘れ物には注意です。

ボートの場所が会場にある場合はすぐにタックルチェックです。
基本的に、全ての項目に何かしらのチェックが入りますので、分からない部分は運営スタッフに事前に確認してください。
ボートが会場ではない場合、会場に移動してからタックルチェックを行います。

・タックルチェックの注意点
タックルチェックは同じシリーズの大会(山中湖チャプターの年間4戦といった括りになります)で、同じ人に繰り返し行ってもらってはいけません。
これは、不正防止の観点からです。
なので、誰にチェックしてもらったか覚えておく必要があります。
同行者は極力駐車場の方を選びましょう。
これは、万が一行方不明になった場合に捜索する上で参考にするためです。

タックルチェックが終了したら記入漏れがないか、相互確認を!
間違いがあった場合、チェックをした人もペナルティの対象になります。
名前の書き漏れ、ゼッケンの間違い、スタートナンバーの書き漏れなどがよくあります。

FECOタックル以外はボートに積めませんので、余計なものは降ろしておきましょう。

受付
タックルチェックが終われば、受付です。
タックルチェックが終わってからは、自分の車に戻れません。
戻る場合は、運営スタッフに動向してもらったり、再度チェックを受けたりする必要があります。
受付では釣銭が極力ないようにしてもらうと、運営側は助かります。
山中湖チャプターでは、受付の直前にスタート抽選を行いますので、結果をタックルチェック用紙に記載するのを忘れないようにしましょう。
タックルチェック用紙を切り離し、エントリーフィを支払い、受付完了です。
この後は、ボートで準備するなり、トイレに行くなりしてミーティング開始までお待ちください。


ミーティング
ミーティングではルールや現在の時間、帰着時間、スタート順、禁止エリアなどの確認などをしっかり行いましょう。


スタート
スタートは自分の順番になったら返事と手を振るなどしてスターターに知らせるといいですね。


トーナメント中
トーナメント中は、スローエリアや禁止エリア、他の選手や一般の釣人、他のレジャーの方などに気をつけていきましょう。
万が一荒天で中止の場合もありますので、携帯メールや電話にも注意してください。
その場合、試合開始から2時間経過でトーナメントは成立します。


帰着~ウェイン(検量)
帰着開始時間の30分前から可能です。
早く帰ってきても、ウェインは出来ませんので注意してください。
会場に戻ったら、まずは帰着受付です。
それが終了してから、ウェインになります。
帰着受付は無事に戻った証にもなります。
全員の帰着が確認できないと、捜索を行う場合もあるので、忘れずに帰着受付を行ってください。

残念ながら魚が釣れなかった方は、この時に検量カードを提出してください。(0申告)
忘れると、失格になりますのでご注意ください。
ウェインの時には、フック飲みの申告には注意が必要です。過去にルアー用ではなく、ワカサギの仕掛けが付いていて失格になったケースがあります。
死魚にも注意が必要です。横を向いた魚はペナルティ(マイナス200g)の対象です。完全に死んだ魚(鰓が動いていない)は検量対象外です。
また、キーパーサイズ以下の魚も検量対象外のうえ、ペナルティを取られます。

ウェインバックは所定のものが必要で、水の中には魚を保護する薬剤「ライフガード」を入れ、ポンプを動かしておく必要があります。
忘れやすいので注意してください。

ウェイトが検量スタッフから告げられたら、しっかりと確認しておいてください。
成績発表の時に間違いがあるかもしれません。


表彰式
表彰式は原則全員参加です。
急用で帰らなければならない時は、運営スタッフにその旨を告げてください。
無断で帰った場合、失格とされる場合もありますので、注意してください。
上位入賞者のパターンと自分のパターンとの比較は、毎回新たな発見がありますからしっかりと聞くとよいと思います。
その後、抽選会などがあり、解散する段取りです。

自宅に帰るまでがトーナメントですので、気をつけて帰るように心がけてください。


最後に
今まで、21歳の時からNBCチャプターの運営に携わり、早いもので丸28年、会長となって20年余りの月日が経過しました。
その間、このような説明を細かく行ったことはありませんでした。
きっかけは、ある方のブログの記事を見てショックを受けたことです。
いわゆるバスプロとして25歳から活動を続け、25年目を迎えます。
好きなトーナメントのことを知ってもらうのも、道具の開発やプロモーション同様にバスプロとしての大切な役目です。
そんなこともあり、NBCチャプタートーナメントのエントリーの流れをまとめてみました。
ルールは毎年変更がありますので、違う表記があるかもしれませんが、その際はご容赦ください。

これを読んで、NBCチャプタートーナメントに出てみようと思う人が一人でも増えれば、嬉しいことです。
ルールが細かいなと思う方ももちろん多いと思います。
厳しいルールだと思います。
ですが、こんなルールだからこそ、これだけ多くの方が参加しても、継続できているのだと思います。
競技である以上、色々な制約があって然るべきです。
同一条件で競い合うことがトーナメントの醍醐味です。
これが面白いと思われたあなたは、立派なドMなトーナメンターの資質をお持ちですから、一刻も早く出場するべきです(笑)
そんなつもりで書いた文章ですので、全4回全てシェア、引用OKです。
NBC山中湖チャプター 明楽 賢一
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